保険薬局への無料低額診療事業に関する要望署名へのご協力のお願い
病気になっても医療費の支払いが困難で、必要な診療を受けることが出来ず、治療を中断してしまったり、命にかかわる事態になっているという方がおられます。健生会は、経済的理由によって必要な医療が制限されることなく、安心して診療を受けて頂くことが大切だと考え、無料低額診療事業を実施しています。しかし、保険薬局が無料低額診療の対象となっていないため、院外処方箋が発行された場合、お薬代については自己負担となります。
このような矛盾した状態に対し、多くの地方自治体から「保険薬局も無料低額診療事業の対象とすべし」の要望が国に上げられてきました。また、国がこうした切実な要望に対し重い腰を上げようとしない中、無料低額診療にかかる院外処方箋のお薬代自己負担を対象とした独自の公費助成制度を設ける自治体も現れ、旭川市、苫小牧市、青森市、高知市、那覇市などで公費助成が行われています。
こうした中、私たちは「保険薬局への無料低額診療事業に関する要望署名」に取り組んでいます。この要望署名は保険薬局も無料低額診療事業の対象となるよう各自治体から国に対して働きかけていくことを要望するとともに、対象事業となるまでの期間は各自治体で独自の公費助成制度を設立するよう要望するものです。ぜひ、ご理解、ご協力をお願いします。
2022年9月 社会医療法人健生会
