河合診療所での地域基盤型実習
河合診療所での地域基盤型実習では、外来見学や往診のほか、訪問看護や訪問介護、訪問リハビリなど介護保険サービスの同行訪問実習もできます。医療と介護の連携で患者さんの生活をどのように支えているか、より実感できる実習となっています。
又、実習の中で出される学生さんの疑問や要望に応えられるよう、その都度、プログラムの見直しを行います。
2016年度のスケジュールの1例
6月13日(月)
時間 | 内容 |
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8:35~8:45 | 朝礼、自己紹介 |
8:45~9:10 | オリエンテーション |
9:10~13:20 | 外来診察見学 |
13:20~14:10 | 昼食 |
14:10~17:00 | 訪問診療(家:3件 施設:1件) |
17:00~18:30 | 振り返り |
6月20日(月)
6月27日(月)
7月2日(月)
時間 | 内容 |
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8:35~8:45 | 朝礼 |
9:00~12:30 | 訪問リハビリ<2件> |
12:30~13:30 | 昼休憩 |
13:30~17:00 | 訪問診療<在宅3件 施設1件> |
17:00~17:40 | 振り返り |
7月11日(月)
時間 | 内容 |
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8:35~8:45 | 朝礼 |
9:00~12:30 | 外来・問診見学 ※一部、訪問リハビリ |
12:30~13:30 | 昼ーまとめ会 |
13:30~16:00 | 訪問診療 |
実習生の声
医学部3年生○○くん
私は大学3年時、大学カリキュラムの地域医療実習として4~7月の約3か月半、河合診療所で実習をさせて頂きました。県内の病院、診療所のうち、いくつか選択肢がありましたが、せっかくの地域実習なので地域医療にどっぷり浸かろうと思い、一度も訪れたことがない小さな町の診療所である河合診療所を選択しました。
診療所の実習の中で、印象的であったのが医療スタッフ間の連携の強さです。チーム医療と聞くと大学病院のような高度医療施設のイメージが強かったのですが、診療所の場合は互いの専門職の間の垣根が低く、それぞれの専門家の働き方を同時に、間近に見ることができました。臨床医学の授業を終えた4年時に自分の知識がどれほど伸びたのか知りたいと思い、先生方にお願いをしたところ快く迎えてくださいました。
河合診療所では一年ぶりの実習でしたが、臨床医学を終えた後では、理解できる疾患や薬が増え、1年間臨床医学を学んできた自分の成長を実感することができ嬉しく思いました。同時に、より深く疾患を理解し、患者さんのコーチングなどの技術を学生中から磨いていきたいという新たな目標もできました。私の場合、大学で新しい知識を学びながら、診療所でその知識の実践的な利用法を並行して知れたことが貴重な経験でした。座学をすべて終えてから、臨床実習を行う大学のカリキュラムではなかなかできないことなので、河合診療所で今後実習を行う先輩に勧めたいと思います。
医学部3年生○○くん
今回の地域基盤型実習では、様々な形の地域医療を見ることができました。河合診療所では外来での診療に加えて往診や訪問看護、訪問介護なども行っており、それらの業務を全て見学できたことが印象的でした。ポリクリでは大学病院などの病床数が多く、専門性の高い疾患を抱えた患者さんや、緊急性が高い患者さんを主に扱っている医療機関での実習が殆どになってくるので、この様なプライマリーケアや在宅医療などの見学はとても貴重な体験でした。
2025年問題を目前に控えた現在、地域包括ケアの重要性はますます高くなってきていて、医師として働く上で必要な知識だと思うので、それを教科書だけでなく、実際に目で見て体験し、現場の人の話を聞いて学ぶことができて良かったです。
医学部3年生○○くん
○実習に対する目標
医師が患者とどのように接しているかを学ぶたい。
訪問診療においてはどのような行動をとるべきであるかについて学びたい。
○特に気になったこと、振り返りたい内容についてのエピソード
今回の実習では、患者との接し方の大切さが学べました。患者は高齢者が多く、新しい薬を勧めてもあまり聞いてくれないなど医師の思う通りにいかないことが多かったです。そのような患者に対しても何度も勧めることで受け入れてくれることがありました。患者の人の病気の原因として、タバコ、酒が多かったことが気になりました。
○印象に残ったこと
先生が大事なことは、何回も患者に言っていたことが印象に残りました。患者の中には、ある一つの治療法しか受けないという人もいたが、そのような患者の人に対しても何度も別の治療法を勧めていました。
○どのような感情を持ちましたか?
大学で医学を学んでいるが、全然知らないことばかりでありました。また、一人一人の患者に対して丁寧に接する姿を見て、知識以外にもこういう姿勢が大切であると感じました。