私たちの職場
全ての職種がひとつになってベストな支援を考えます。
私たちは、「この人にとって、どんな医療が幸せなんだろう？」「この人は本当に呼吸器をつけることが最善策なのだろうか？」など、倫理的に悩ましい症例を出し合って月に一回（必要があれば随時）、多職種で合同カンファレンスをしています。
この合同カンファレンスを「臨床倫理の4分割カンファレンス」と呼んでいるのですが、①医学的適応、②ＱＯＬ、③患者の意向、④周囲の状況、と、1つ の症例を４つの視点から考え、その人にとっての最善策を導きます。
これは、解決策を見つけることだけが目的ではありません。多職種が情報を共有し、日頃を振り返って多方面から考えるということが大切だと考えています。
医師・看護師・薬剤師・理学療法士・作業療法士・栄養士・ケースワーカー・ケアマネージャー・訪問看護師・事務職と、さまざまな職種が集まって話し合う、参加自由なオープン形式の会議であり、ときには患者さまやご家族にも参加していただきます。
みんなで看護を語りながら一緒に成長しています。
私たちは、日々の業務に流されてしまわないように、自分の看護を振り返る機会をたくさん作っています。新人看護師は、１年が過ぎるころ「私のキラリ看護」というタイトルで、自分の体験談を先輩に語る機会を設けています。そしてその体験談を聴いた先輩がそのキラリ看護にメッセージを贈ります。
新人看護師は、自分の体験を言葉にすることで看護観が養われ、ベテランの看護師は新人の看護への想いを聴くことで自分の看護を振り返ったり、フレッシュな気持ちを思い出したりというように、とても良い相乗効果が生まれています。
みんなで看護を実感しながら成長し合える・・・当院の職場はこんなところです。
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