転倒予防に関して
ご自宅での様々な工夫の1例

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ご自宅での様々な工夫の1例(転倒予防に関して)

 転倒予防の一環として、
①ご自宅の様々な場所に手すりをつける、
②敷居等の段差を解消する、
③足元灯をつけるといった住宅改修を行う事で環境を整え、転倒の危険性を軽減させる方法
があります。
 
しかし、同時に①費用がかかる、②工期に一定の期間が必要といったデメリットがあり、容易に行い難い場合があるのも確かです。

 今回、従来型の木造建築であり、フローリングの上にビニールマットが敷設されている事で、靴下を履いている際には足元の摩擦が少なくなり、転倒の危険性が高まる事例に対して、実際に行った工夫を紹介したいと思います。下記の写真をご覧ください。

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ビニール製の滑りやすい床の上に、100円均一ショップでも購入可能な30㎝×30㎝のフロアマットを動線上に敷く事で、滑りにくい環境を作り出しました。これにより、大掛かりな改修をせずとも、転倒の危険性を軽減する事が可能となり、訪問リハビリ利用者様は実際に転倒される回数も減少しました。
 転倒予防の為に必要な筋肉やバランス能力を高める為のリハビリといった機能訓練を行う事は、リハビリテーションにおける重要な役割ですが、環境面を変える事で転倒予防に繋げる助言を行うのも、リハビリ専門職の重要な役割といえます。
 最後に、ホームページの掲載に当たり、快くご協力頂いた利用者様・ご家族の皆様に感謝申し上げます。(訪問リハビリテーション 科長:淵脇 崇)

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