外出・買い物を支援した一例

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外出・買い物を支援した一例(主な疾患:右膝人工関節置換術後、糖尿病)

 訪問リハビリというと、ご自宅の中でのリハビリをイメージされる方が多いと思います。基本的には、ご自宅における安定した移動や更衣・排泄・入浴といった動作がより円滑に行えるようにご支援させて頂く事が多いのは確かです。しかし、最近ではご自宅の外に出て、活動範囲を拡げて頂く事や家庭内での役割を持って頂く為に外出を支援する場合があります。その一例を簡単にご紹介させて頂きます。
 80歳代の女性で、平成24年頃より患っていた右変形性膝関節症の疼痛が、平成27年2月より強くなってきており、手術を受けられる事を決意。平成27年5月初旬に手術を受けられ、6月初旬に退院。退院直後は、通所サービスのご利用のみでありましたが、右膝関節の動きの改善が停滞し、段差昇降の際やまたぎ動作の際に関節痛が残っていた為、7月より訪問リハビリ開始となりました。訪問リハビリ開始後3~4か月程度で屋外外出や段差昇降に問題のない状態へと至りつつあった為、屋外への外出を支援させて頂きました。

目標:1人で定期的に買い物に行けるようになる。

①ご自宅から最寄りのバス停に向かい、バスで目的地へ。

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②近郊のスーパーにて、買い物を練習として、実際に行う。

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 上記の行程によるリハビリを2回程、理学療法士と共に行い、安心感を深めて頂いた上で、実際の生活に取り入れて頂く事となりました。これにより、ご本人様の生活の幅が拡がり、現在では趣味活動なども行えるようになっておられます。(※この訓練を行う過程では、ご本人様の意向はもちろん、ご家族・担当介護支援専門員のご理解が重要です。)

 今回は、訪問リハビリにおいて、利用者様やご家族の希望を汲み取りながら、積極的に外出・買い物が独力で行える様に支援させて頂いた事例を紹介させて頂きました。最後に、ホームページの掲載にあたり、快くご協力頂いた利用者様・ご家族の皆様に感謝申し上げます。
(訪問リハビリテーション 科長 淵脇崇)

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施設名:社会医療法人 健生会 介護老人保健施設ふれあい 訪問リハビリテーション

住所:〒635-0022 大和高田市日之出町13番15号
TEL:0745(23)5530
FAX:0745(23)5376




連絡先
  理学療法士 淵脇(ふちわき) 携帯 080-3365-0520
  理学療法士 阪本(さかもと) 携帯 080-3365-0528
  作業療法士 西村(にしむら) 携帯 080-3365-0482

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